このページに辿り着いた人は、おそらくIISが何であるのかやIISの使い方が知りたい人だと思います。しかし、このページでは一旦webサーバーの基礎からおさらい理解してIISの設定方法へ進んでいきたいと思います。IISに関する情報は「4,WindowsPCをwebサーバーにできるIISの紹介」から記載しているので、理解している方は読み飛ばしてください。
・目次
1,Webサーバーとは?

インターネットから情報を取得する時に、画面の上に文字列が出ていると思います。これを、URLと呼びインターネット上から情報を取得する為の住所が記入されています。これを参考にインターネット上から情報を取得してきているのですが、この住所「このページだと【https://ryoutwi.com】」がwebサーバーの場所を示しています。なので、このURL 【https://ryoutwi.com】を入力すると何度入力しても同じ画面が出てくるようになっています。この、同じデータを表示するように応答してくれているのがwebサーバーです。例えば、大手検索のGoogle【https://google.com】を入力すると、我らがGoogle様のありがたい検索ページが出てくるのもGoogle様がご用意しているwebサーバーからデータの返答を行なってもらっています。補足ですが、URLとアドレスの2種類の呼び方があり混乱する方もいると思うので説明するとアドレスは呼んで字のごとく住所に当たります。これは、ブラウザでアドレスと表記されているので気になる方が多いと思いますが、ブラウザ上でパソコンのデータも見ることができるのでブラウザにはアドレスと記載されています。URLとは、アドレスがパソコン本体もインターネットの住所も指していることに対してインターネット上の住所だけを指すものをURLと呼んでいます。「https」から始まるものが著名ですね。
2,Webサーバーの働き

では、実際にwebサーバーではどんなことができるのかを解説していきたいと思います。webサーバーが行う働きを1つ流れとしてみると、大きく4つに分けることができ、その働きを基本としてwebサーバーの働きが構成されています。
1,,データの受信
これは、1で解説したURLを受け取る処理になっています。例えば、このページ「WebサーバーとIISの初期設定について」の情報が欲しい時は【https://ryoutwi.com/iis_setting】というURLを指定することで、ryoutwi.comという場所のiis_settingというwebページデータを呼び出すことができます。webサーバーではこのURLを受け取るとiis_settingという名前が付けられたファイルを呼び出します。
2,,データの処理
Iis_settingという名前をwebサーバーはURLから受け取りますが、実際にはiis_settingのファイル内容をwebサーバー自体はどんなものかわかっていません。そこで、データの処理をwebサーバー上で行います。このページで言うと、webページを表示するためにHTMLファイルが必要になるのですが実のところHTMLファイルとしてサーバー上に置いているのではなく実際はWordpressというソフトがデータベースから必要な情報を受け取って表示を行っています。この受け取ったURLから、HTMLファイルを組み立てることをデータの処理と呼んでいます。
3,,データの取得
【データの処理】で出てきたデータベースについてですが、ここのデータの取得ととても深い関わりがある機能です。本来データは1つのファイルにまとめられていることが多いのですが、データベースの構造は必要なデータを一部分だけ切り抜いて取得することが可能なので、必要なデータと必要のないデータを切り分けて表示したい場合に使用されています。データの処理で、必要なデータを読み出すためのコードを生成して、データベースから必要なデータを取得しデータ処理に戻ってデータ処理から出力したものを4,,データの送信へ送ります。
4,,データの送信
情報を取り出す命令から戻ってきたデータをデータベースから受け取った後に表示ができる形にして、URLを送ってきたところにデータを送ります。ここまでが、webサーバーで一通り行われている処理の内容です。
3,Webサーバーの内側に何があるのか?

webサーバーを構成しているものの一例をより詳しく見ていこうと思います。まず、外との接続先にあたるものが、webサーバーです。webサーバーでは外から届いた命令に従ってアプリケーションへ指示を出します。アプリケーションでは、指示の内容に従ってデータを生成していきます。このアプリケーションに保存されている情報はwebページの基本的な構成をする情報が含まれていることが多いです。特に、情報を毎回入力する度に変更する必要がないものを保存し出力していることが多いです。アプリケーションからの命令を受け取り、データーベースからデータを出力しています。データベースに保存されているデータは書き換えを行うことがいいデータを格納しています。
4,WindowsPCをwebサーバーにできるIISの紹介
それでは、webサーバーの働きを一通り確認したところで、本命のWindowsPCをwebサーバーとして使用できるようにするIISを紹介していこうとも思います。IISは略さずに記載すると、【Internet Information Services】と表記することができます。この言葉の意味は、インターネット界において情報提供をするためのサービスとして認識してもらえたらと思います。なぜなら、どんなに優れたソフトウェアがあったとしてもそれらの命令を受け取って出力することができるwebサーバーアプリケーションがなければ情報の出力を行うことができないからです。いわゆるIISは、パソコンに入れているソフトウェアを開くためのゲートとして考えてもらえたらしっくりきやすいかもしれません。ところで、このIISは今世界中のユーザーが使用しているWindowsを作っているマイクロソフトが作成したwindowsには標準搭載されている機能です。これを使うことで、お使いのパソコンに保存されているデータを、インターネット経由で参照(開く)ことができるようになります。それでは、次の章で具体的にどんな働きをするのかを見ていこうと思います。
5,IISとは何なのか?
IISとは、IISがインストールされているパソコンのデータを外部のパソコンからアクセス(接続)してデータを取得することができるようにする機能のことです。何故、外部のパソコンからほかのパソコンのデータにアクセスする必要があるのかちょっとわからないと思うので、おおまかにイラストで説明していこうと思います。

コンピュータにはさまざまな種類があり、またサイズも用途もさまざまなものがあります。しかし、全てOSから指示を出しハードウェア上で処理を行う大きな構造はあまり変わっておりません。デスクトップPCと呼ばれるものもノートPCと呼ばれるものもwebサーバーも全て同じコンピュータです。なので、そのコンピュータにIISという機能をくっつけることによってどれでもwebサーバとしての働きができるようになっています。

6,IISの初期設定方法
ここからは実際に、IISをWindowsPCで有効化していく手順です。
アドミン権限のアカウントやパスワードを用意した上で、実施してみてください。
Windowsボタンを押して、メニューを開く。

検索窓にコントロールパネルと入力して検索する。

表示されたコントロールパネルの開くボタンを押して、コントロールパネルを開く。

プログラムをクリックする。

windowsの機能の有効化または無効化をクリックする。

必要な項目にチェックを入れていく。



「Windows Update」をクリックして必要なファイルをダウンロードしてくる。

変更を適用と表示されているが、実際はインストールされているので問題ない。


この画面が出たら完了、晴れてウィンドウズメニューにIISが表示されるようになっている。

IISを検索して、管理者として実行をクリックする。

サーバーメニューが左端に表示されるので、クリックしてメニューを開く。

「default web site」をクリックして右のwebサイトの参照をクリックする。

IISのページが表示されれば設定完了です。お疲れ様でした。

7,webサーバー構築環境の詳細
サーバーマシンスペック |
mouse X4-R5-WA [ Windows 11 ] |
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
AMD Ryzen™ 5 5560U プロセッサー |
グラフィックス |
AMD Radeon™ グラフィックス |
メモリ標準容量 |
16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD |
256GB (NVMe) |
パネル |
14型 液晶パネル (ノングレア) |
無線 |
インテル® Wi-Fi 6 AX200(最大2.4Gbps対応 / IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵 |